【台北から九份の行き方】ツアーで行く!九份へ楽に簡単に行く方法




你好!!
台湾高雄在住日本人のイッセイです。
我是住在台灣高雄的日本人一誠。

今回は珍しく台北→九份へ行ってきました。

その時利用した観光ツアーがとても良かったので、紹介したいと思います。

Klook Travelで九份観光を予約

KLOOK

前回の九份観光は台北からレンタカーで行きましたが、今回はKlook Travelというサイトで予約をしました。

 

ガイドとバス(運転手)付きの4時間ツアーで1196元。

 

レンタカーで行くのは時間を気にせず気楽でいいんですけど、結構運転が面倒なんですよね。

 

バスで行こうとも思ったのですが、バスで九份に行ったことのある友人が「帰りがめちゃくちゃ大変で、並んだり渋滞だったりで、台北に帰るのに何時間もかかったよ!」なんていう話を聞いたので、バスで行くのも躊躇してしまいます。

 

反対にツアーは時間の拘束があるのがネックだったりするんですけど、帰りのバスの煩わしさを考えたら慣れてない人は断然ツアーがオススメです!

 

今回は九份だけじゃなく、近くにある鼻頭角海岸など他の観光スポットにも連れて行ってくれるのと、高評価だったのが決め手となりツアーに申し込みました。

 

しかも今回のツアーは4時間(台北⇆九份)なので、新幹線で行けば、時間的にも高雄からの日帰りが十分可能です。

 

サイトには対応(案内)できる言語が、中国語と英語としか書いていませんが、今回のガイドさんは日本語も話せました。



まず高雄から台北へ

以前もこのブログで紹介しましたが、高雄から台北へ行くのに、新幹線を使えばたったの1時間半で行けるんです!

【関連記事】:【台湾の新幹線】高雄から台北の行き方

午前11時頃、高雄発台北行きの新幹線に乗り12:30には台北に到着しました。

台湾の新幹線も直進車に乗れれば、本当にあっという間に台北まで行くことができます。

高雄⇆台北ならほとんど自由席で座れるんですけど、なるべく体力を消耗したくなかったので、今回は行き帰り共指定席にしました。

新幹線を利用するときの楽しみの一つ。高雄左営駅にあるココイチ(CoCo壱番屋)で買った海鮮カレー。

 

ココイチで食べるスープのようなカレールーが、少し硬めのお米に最高に合うんです!

 

行きは直進車で行ったので、食事をしてKindleで本を読んでいたらあっという間に台北に着きました。

台北駅に到着!!

今回のツアーの集合場所はM6の台北凱撒飯店前です。

迎えのワンボックスカーが到着。

 

今回のツアーは台北のホテルに泊まっていれば、ホテルからホテルまで送迎してくれるみたいです。(※場所によっては送迎不可のホテルもあるようです)

 

かなり楽ですね!

 

降りてきたガイドさんに確認をして、すぐに車に乗り込みました。

 

出発する前にガイドさんに「日本の方ですか?」と聞かれたので、「そうです」と答えたら、日本語でも説明してくれました。

 

3組しかいないのに、ガイドさんは3ヶ国語で案内をしてくれていたので、途切れることなく喋り続けていてなんだか大変そう(笑)

 

ただ前述の通り、予約したサイトには中国語と英語のみの案内となっているので、日本語を話せる人に当たったら、ラッキーくらいに思っておいたほうがいいかもしれませんね。

車内は三列シートになっています。2人1組でちょうど3組乗れるようになっています。

 

車内でガイドさんが九份の歴史など色々説明をしてくれました。

 

台湾のタクシーやバスに乗ると、人によっては運転が荒くて冷や汗をかくことがあるんですけど、このツアーの運転手さんは丁寧な運転をしてくれます。

 

台北から最初の目的地の鼻頭角海岸までは、車で約50分くらいで到着しました。



鼻頭角海岸

台湾北東部の新北市にある鼻頭角海岸。

ここは九份からそれほど遠くないので、九份観光に来たら是非とも行ってみてほしい場所です。

最初に行ったのは、鼻頭服務區という場所。

 

ここには駐車場と食事ができる飲食店があるので、車で来ている人たちの休憩所になっています。

 

この場所で少し自由時間があったので、ちょっとだけ辺りを散策することにしました。

波も穏やかでなんだかホンワカしてきます。やっぱり天気がいいと絵になりますね。

ツアーなので仕方ありませんが、ここでの滞在時間は30分もなく次の観光スポットに向かいました。

 

次に個人で来るとしたら、鼻頭角歩道は歩いてみたいなと思っています。

竹筍石(南雅奇石)

⬆︎ガイドさんが教えてくれた竹のような岩石。

ここの岩は波や風による侵食で、変わった形になったものが多くあるポイントです。

 

みなさんガイドに連れられて、ここのポイントから写真撮影をしていました。

 

この場所も、わたしたちは10分くらいしかいなかったのであまり写真は撮れませんでしたが、この他オットセイによく似た岩も有名みたいですよ。

 

その他ガイドさんが教えてくれた、魚の形をして岩なんかもあったので、もしここを訪れる機会があったら確認してみてください!

水湳洞(十三層遺址)

ツアーでは車内アナウンスのみで降りることはありませんでしたが、こちらも有名な観光スポットです。

途中車を停めてガイドさんが説明してくれた2色になった水湳洞。

これは、水湳洞から流れてくる黄鉄鉱によるものだと教えてくれました。

⬆︎真ん中の少し上の黒っぽい建物が十三層遺址。

1933年に日本人によって建てられた精錬場。今は建物内に入るのは禁止されています。

この角度からではわかりませんが、遠くから見ると13層あった跡が見えました。



九份に向かう

渋滞で車が進まないので、途中で降りて徒歩で九份へ向かうことに。

 

って本当にここ歩くんですかぁ〜!!

山道なので当然歩道なんてものはありません。普通にシャっと大型バスがわたしたちの肩を擦っていきます。

九份はいつもレンタカーでくるので、こういった歩道のない道で降ろされることも、歩くこともありませんが、これには台湾に住んでいるわたしもびっくりしました。

歩道がない上、道幅が非常に狭いので歩くのも冗談抜きで命がけです。

こんな危ない感じの道を歩いている人がかなりいたのには驚きました。

この道を少し歩くとセブンイレブンがあります。

バスで行く人もセブンイレブンの横の道が入り口になるので、目印にするといいですね。

 

結構スリリングな方法で渋滞を脱出しましたが、これも個人で来ていたらできなかった時間短縮方法でした。

九份老街

かつては鉱山の町として栄えた九份。

1893年に九份で金鉱を発見、翌1894年に金瓜石でも金鉱が見つかりました。

ガイドさんの話では、日本統治時代が採掘の最盛期だったようです。

 

毎回言ってるんだろうなと思うジョークで、「太平洋戦争中、日本軍が持ち帰りたかったけど、運べなかった金がこの辺りにあるはずなので、もし見つけた方は必ずわたし(ガイドさん)と運転手に教えてください」と言っていました(笑)

 

九份や金瓜石は今は廃鉱になっていますが、1989年に公開された映画「悲情都市」のロケ地に使われたことから観光地としての人気に火が付き、「千と千尋の神隠し」で更に人気になったということです。

 

ちなみに宮崎駿さんは、「千と千尋の神隠し」のモデルは九份ではないと否定していますね。

「千と千尋の神隠し」のモデルじゃないとしても、九份の魅力は何も変わらないと思います。

 

「悲情都市」の予告編を下に貼っておくので、興味のある方は見てください!

基山街は予想外の混雑!!

⬆︎スリル満点の車道を歩くこと7-8分、セブンイレブン前(基山街)に着きました。

 

ガイドの人から緊急用の電話番号を書いた紙を渡され、「1時間後に九份茶坊で!」と言われてここで自由行動になりましたが、ここから入るのは尋常じゃないくらい混んでいます。

ここから出てくる人たちの険しい表情が物語っていました(笑)

かなり混んでるなとは思いましたが、まさかこの後全然進めなくなるとはこの時は知らずにここから入って行きました。

人が多すぎて進まない

もの凄く混んでるなとは思いながら歩いていましたが、入り口から5分くらい歩いていたら突然ピタッと止まって動かなくなりました。

 

明治神宮の初詣でくらいの感じです。

 

最初はみんな意味もわからず黙って止まっていましたが、だんだんとイラっとした雰囲気になり、強引に前に進む人や、それに腹をたてる人、子供の叫び声などカオスな状態になり始めます。

 

 

恐らくですがこの先の通路が少し狭くなっているのと、人気のお店があるとか、その時のいろんな状況が重なって進めなくなったんだと思います。

 

実際はかなり長く感じましたが、本当に一歩も前に進めない状態が20-30分くらい続いてようやく抜け出すことができました。

なぜか九份でカラスミを買う

基山街の一歩も動けない状態から抜け出した開放感からか、カラスミを見つけた瞬間、母親が前に台湾旅行に行った知り合いからもらって美味しかったって言っていたのを思い出して買っちゃいました。

 

高雄にも新鮮で大きなカラスミがあるんですけどね(笑)

 

お茶を買ったり、景色を眺めているうちにあっという間に待ち合わせ時間になったので、集合場所に向かいました。



九份茶坊

集合場所に指定された九份茶坊。

 

ガイドさんが「もし場所がわからなかったら、まわりの店の人に番地の142だけ聞けば誰でも知ってますよ」と言っていたくらい有名なお店です。

みんなでここでお茶でもするのかなぁと思っていたら、ただ有名なお店だから待ち合わせしやすいというだけで、すぐに移動になりました(笑)

 

九份観光はここをメインに来る人もたくさんいるくらいのお店なので、お茶に興味があって行ったことがない方は、一度行ってみてもいいと思います!

九份の撮影スポットにも連れて行ってくれる

九份に来たらほとんどの人がここから撮影をする有名なポイント。

 

九份茶坊を離れどこに行くのかなと思っていたら、次は九份を代表する写真の撮影スポットに連れて行ってくれました。

ガイドさんが撮影にベストな角度も教えてくれました。

 

前回来た時は雨で写真も微妙な感じになってしまいましたが、今回はちゃんと晴れている時に撮影できたので良かったです。

 

 

場所は阿妹茶樓(阿妹茶酒館)と、九戸茶語のあるちょっとした広場みたいなところです。

昇平戲院

続いて向かったのが昇平戲院。

てっきり映画館跡を観光場所に使っているだけだと思っていたのですが、中に入るとサイレント映画が上映されていました。

 

鑑賞している人が意外に多かったです。

当時の雰囲気が伝わってきました。

わたしの子供の頃よりだいぶ前の時代の感じがしますが、なんだか懐かしい気持ちになります。

帰りは豎崎路から帰る

行きはセブンイレブンのある基山街から入りましたが、帰りは九份派出所や、観光案内所のある豎崎路から帰りました。

 

前回はレンタカーで来たのでこっちの駐車場にとめて豎崎路から上ったんですけど、こっちからの方が空いてていいような気がします。

 

途中寄ったところを少し省きましたが、だいたいこんな感じでツアーは終了しました。

まとめ

結論から言うと、今回ツアーは時間的な拘束はあるものの、交通の面でかなり便利だなと思いました。

 

運転手とガイドの2人なので、途中の道で渋滞していた時も、その場で降りて歩くなんてこともしました。

 

時間はかなり短縮できたと思いますが、その分少しスリリングでしたけどね。

 

今回のツアーは少人数制なので、当たり前かもしれませんが、ガイドさんは1組1組丁寧にユーモアを交えて説明してくれました。

 

自由行動が終わった後に、ちゃんと九份の人気撮影スポットに連れて行ってくれたことも嬉しかったです。

 

3組だけだったのに、中国語に英語、日本語の3ヶ国後で説明するのは大変だったと思いますが、評価にあった通り親切丁寧で良かったです。

 

運転手さんも丁寧な運転で、クネクネした山道も苦にならずに景色を楽しむことができました。

 

別に今回予約したサイトから何かもらっているわけではありませんが、これならまたリピートしたいという気持ちになります。

 

台北の駅前のホテルについて夕食を食べて、その日のうちに高雄まで帰ることができたので、時間的にもちょうど良かったと思います。

 

ちょっと長くなってしまいましたが、高雄から台北、台北から楽に九份にいく方法をご紹介しました。

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
謝謝讀到最後!!

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