台湾在住日本人のイッセイです。
我是住在台灣高雄的日本人一誠。
夏場に比べると11月頃から極端に降水量が少なくなる高雄ですが、雨の続く日があります。
その場所に住んでいると、雨の日にわざわざ出かけなくてもと思うものですが、高雄に観光に来ている人はその日しかなかったりして損した気分になりますよね。
そこで今回は雨の日や炎天下で屋外の観光が厳しい時に、大人も子供も楽しめる観光スポットをご紹介したいと思います。
目次
国立科学工芸博物館
国立科学工芸博物館は、見て、触れて、遊びながら科学技術を学ぶことができる施設になっています。
建物は本館(北館)と南館があり国立というだけあってかなり広く、面積はおよそ19ヘクタールもあるそうですよ!
本館は地下3階から6階まで(地下2階と3階を除く)常設展示や特設展示を見学することができます。
2階にはカフェもありました。
まずは入り口の右側にある服務台(インフォメーション)で入場券を購入します。大人100元(子供70元)
常設展示と特設展示(地下1階)「腦中乾坤」を見学するのに1人150元支払いました。
時期によって内容は違いますが、特設展示などを見学する場合は別途料金を支払います。
時間があれば3Dシアターや全ての常設展示も見てみたかったのですが、今回は時間の関係で本館の特設展示と、近くにあった常設展示を見ただけであっという間に予定の時間が来てしまいました。
大人も子供も楽しめる滑り台
▲「立體螺旋溜滑梯」
博物館の入り口を入ると、突き当たりにかなり高い滑り台があります。
写真は地下1階から撮ったものですが、下から見ても高いので、上から見たらさらに高く感じるんだろうなと思いました。
高さは27m、全長63mもある乗りごたえのありそうなこちらの滑り台。わたしたちが訪れた時は、大人も何人か滑っていて楽しそうにしていました。
制限(身長130cm以下、体重150kg以上、妊娠中など)はありますが、国立科学工芸博物館に来たらぜひ乗ってみてください。(別料金)
※2022年1月に訪れたときは、ソリ滑りに変わっていました。
特設展示(腦中乾坤)
地下1階(B1)の第4特展室にある「腦中乾坤(2017年10月14日から2018年2月28日まで開催中)」
こちらの展示室では7つの区画に分かれていて、脳の構造について説明があったり、長期記憶や短期記憶、知覚や認識、脳波でゲームを楽しんだり、脳についていろいろ学習することができます。
▲入ってすぐのところにあった大きな脳の模型
触れて学べるものがたくさんあった
こちらは皮膚感覚(温覚と冷覚)が起こす錯覚を体感できるコーナー。
冷たいパイプと暖かいパイプを左右両手でつかみ、最後に中央のパイプに両手で触れると、同じ温度のはずなのに感じ方が違いました。
なんだか不思議ですね。
こちらでは年齢による可聴域を調べるコーナー。
パッチパネルを押すと、可聴可能な周波数が流れる仕組みになっています。
耳年齢のテストは可もなく不可もなくといった感じでしたが、自分より若年層の周波数が全然聞こえなくて、ちょっと悲しかったです。
▲出てくる数字を暗記する短期記憶を測定するコーナー
最初は余裕でしたが、どんどん桁が増えていくのでパンク寸前になります。
念じて動かす脳機介面(ブレイン・マシン・インタフェース)技術
各コーナーもそれぞれ楽しかったのですが、一番印象に残っているのがこちらのコーナーでした。
こちらは「ブレイン・マシン・インタフェース(BMI)」と言って、 脳(脳波)の情報を利用することで脳と機械をつなぐ技術のことらしいですよ。
こちらのセンサーのようなものを額の真ん中と左側、もう一つは左の耳の裏あたりに付けてゲームをします。
上の写真のバスケットのフリースローゲームは「入れ!」と念じるだけでわたしでも簡単にポイントを取ることができました。
このゲームは二人でやっていたのですが、スタッフの方に「隣の方の邪魔をしてみてください」と言われ、お互い邪魔をし合ってみたところ、全くボールがゴールに入らなくなりました。
アーチェリーゲーム
こちらはヘッドホンに似た機器を使用し、アーチェリーゲームを楽しむというもの。
相方が挑戦したのですが、かなりのハイスコアをとっていました。
わたしも大病を経験し、病院のベッドで長期間寝たきりの生活を送っていたことがありますが、機器をつけただけで遠くの友人と実際に会っているかのように話ができたり、具合の悪い時に意思を伝えられたり等々、こういった技術を医療現場で活用してくれたら嬉しいなと思いました。
ジオラマ展示会(微縮人生特展)
日本では有名なプロモデラーの山田卓司さんと、台湾のジオラマアーティストの鄭 鴻展さんの展示会「微縮人生特展」に訪れました。
日本語の案内はありませんが、至るところに日本を思わせる作品が展示されていました。
わたしが生まれるだいぶ前の日本の家庭の様子でしょうか。
作品名に「1965年秋の夕食」的なことが書かれていたので、その頃から「シェー」のようなポーズがあったんですね!
時計内に時計の作業場?的な部屋が、かなり細部まで表現されていますね。
こちらも似た感じで、ジオラマの中にジオラマがあったり、部屋の細部にまでこだわった感じが伝わってきます。
開催日から少し時間を開けて訪れたのですが、かなり人気で観覧する人がたくさんいました。
もう少し空いていたら、もっとゆっくり色んな作品を楽しでみたかったです。
まとめ
国立科学工芸博物館は大人はもちろん、お子さんも楽しみながら、いろいろなことに興味を持つきっかけになるんじゃないでしょうか。
ここなら夏の日差しの強い時間帯や、雨の日もゆっくり楽しむことができますね。
国立科学工芸博物館 | |
住所 | 高雄市三民区九如一路720号 |
電話 | 07 380 0089 |
営業時間 | 9:00–17:00(月曜休) |
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
謝謝讀到最後!!