台湾・高雄の天気と服装について




ニーハオ!!

台湾在住日本人のイッセイです。
我是住在台灣高雄的日本人一誠。

あなたは海外旅行に行く時の服装で悩んだ経験はありませんか?

台湾は日本と比べるとかなり暖かく、湿度も高めなので、服装や持ち物などどうしたらいいか迷いますよね。

わたしも台湾に来る友人などから幾度となく、「台湾の滞在時の服装や用意するものはどうしたらいい?」と尋ねられることがあります。

そこで今回は台湾の天気と気温高雄で過ごす際の服装についてお伝えしたいと思います。



台湾の平均気温

※交通部中央気象局の過去30年(1981〜2010年)のデータをもとに作成

青い線が高雄緑の線が台北オレンジ色の線が台中の平均気温です。

台湾は沖縄とフィリピンの間にある島で、北回帰線を挟んで北部が亜熱帯、南部が熱帯に属しています

現在わたしが住んでいる高雄は一年を通してあたたかく、長い夏に短い冬があるといった感じで、はっきりとした四季は感じません。

それでも長く住むと風の香りや日差しの強さなどで、微妙な変化は感じられるようになりました。

台湾の面積は九州より少し小さいくらいですが、北部と南部では冬になるとかなりの温度差があります。

ただ冬でも東京などと比べると暖かく、平地で雪が降ることは滅多にありません。

2016年1月には、北部の陽明山で積雪があったとニュースなどで連日お祭りのように報じられていましたが、この時は過去43年間でもっとも気温が低い4度を記録した年で、山地に5センチ程度雪が積もりました。

それでもこの時、積雪を一目見ようと大勢の人が陽明山に向かい、山間部は大渋滞になったようです。

台湾人の相方はかなり日本に行っているのですが、冬にわざわざ北海道に雪を見に行った回数が、ダントツで一番だと言っていました。

フェイスブックなどでも、日本の雪を背景にプロフィール写真を載せている台湾の方も多いです。

温暖な地に住む台湾人にとって、雪はそれほど珍しいものなんだなと思います。



高雄の天気と服装

※交通部中央気象局2016年のデータをもとに作成

上の表をご覧いただくとわかりやすいかと思いますが、実は高雄の夏は気温自体はそれほど高くなりません。

最も暑い7〜8月の平均気温を見ていただいてもわかる通り、30度程度です。

高雄は山が多いので、もしかしたら涼しい山地も含めたデータなのかもしれませんが、平均気温だけ見ると東京の8月の平均気温とそれほど変わりません。

ただし日差しが強く湿度が高いので、体感的にはものすごく暑く感じます。

反対に12月〜2月の一番寒い時期ですが、もちろん夏と比べたら寒さは感じるものの、こちらも台北と比べてもかなり暖かく過ごしやすい日が続きます。

もちろん平均気温なので10度くらいになる日もありますが、個人的には冬場でも日中なら長袖やサマーベスト、サマーニットがあれば十分だと思います。

ただ朝晩出歩くのなら薄手のジャケットが必要になってくるかもしれません。

1月〜2月は場所にもよりますが、寒暖の差が激しいので風邪をひかないように気をつけたいところですね。

高雄の服装まとめ
・3月〜5月 Tシャツや半袖シャツでOK!(お店によっては冷房が強いところもあるので、羽織るものがあると良い)

・6月〜9月 Tシャツや半袖シャツでOK!(帽子や室内の冷房対策で羽織るものがあると良い。)

・10月〜11月 日中は半袖で過ごせる日もありますが、朝晩は涼しくなるので長袖や羽織るものを持っていくのを忘れずに。

・12月〜2月 日中は薄めの長袖と春物のアウター(ジャケット等)を持っていくと安心です。

急な雨や日よけとして折り畳み傘や、UVカットシャツ、目の日焼け対策としてサングラスがあるといいでしょう。

夏場は汗を吸収してくれるハンカチや、清涼感のあるボディシートが大活躍します。

あとは夜市などで食べ歩きする機会もあるかと思うので、多少汚れてもいい服と、ウエットティッシュ、道路がちゃんと舗装されていない道もあるので、歩きやすい靴を履いていくこともお忘れなく。

最悪足りないものがあったとしても、高雄にも日系デパートなどがあるので買うこともできます。

台湾の平均降水量

※交通部中央気象局の過去30年(1981〜2010年)のデータをもとに作成

台湾に来たら何と言っても心配なのは、急な大雨や強風を伴ったスコールですね。

高雄は夏場(6月〜9月頃まで)にかなりの量の雨が降ります。意外と見落としがちですが、濡れてもいい靴を持っていったほうがいいです。

靴は意外とかさばるので、雲行きが怪しければ現地調達でもいいと思います。

台湾の日照時間平均

※交通部中央気象局の過去30年(1981〜2010年)のデータをもとに作成

台北(緑)、台中(黄色)、高雄(水色)の平均日照時間です。

1年間の合計日照時間
・台北 1405.2時間

・台中 2043.2時間

・高雄 2212.2時間

過去30年のデータですが、この3都市ではやはり、南部の高雄の日照時間が1番長いですね。

データで見ると台北は意外と短く、気象庁の過去30年(1981〜2010年)の東京の1876.7時間と比べると、東京の方が長いことがわかります。

住んでみて感じたことは、高雄も夏を過ぎると暗くなるのが早く、東京とそう変わらないかなというのが正直な感想です。

台湾の平均湿度

上の表は、台北(緑)、台中(黄色)、高雄(水色)の平均相対湿度です。

3都市の1年の平均湿度は以下のようになります。

台湾3都市の平均湿度
・台北 76.6%

・台中 75.6%

・高雄 75.9%

台湾旅行に行く際に、湿度が気になる方も多いと思います。

気象庁の相対湿度の月平均(東京)を見てみたのですが、その年により多少の違いはあるものの、3都市とも東京より若干高いくらいでした

湿度が高いと体感温度も上がるので、湿度も忘れずにチェックしてみてくださいね!



空気汚染について

 

見落としがちですが、住んでみると意外と気になるのが空気汚染ですね。

高雄はバイクはもちろん、工場などが多いため、冬場(12月〜2月頃)になると北東から吹く季節風の影響で、空気が悪いと感じる日があります。

この季節はなるべく外出しないのがベストですが、観光で来たらそうも言っていられないと思うので、外出する際はマスクをするなどの対策が必要です。

現在はライトレール(軽軌、LRT)や電気バス、Gogoroなどの電動バイクもかなり普及しはじめていて、市民の方の意識もかなり変わってきていますが、冬場に台湾南部に訪れる方はぜひこちらのサイト(行政院環境保護署HP)で汚染レベルをチェックしてみてください。

台湾の天気はこちらをチェック

⬇︎天気予報を確認して持ち物の最終チェックをしましょう。

台湾は日本に比べると天気が変わりやすいので、こまめにチェックしたほうがいいかもしれませんね。

まとめ

同じ気温でも人によって感じ方が違うので、寒がりの人は暖かめの服を持っていくなど、その人にあった服装が大事かなと思います。

季節に関係なく高雄の飲食店などは冷房が強いので、羽織るものを1枚持っていくといいかもしれませんね。

それでは快適で素敵な台湾の旅をお楽しみください!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
謝謝讀到最後!!

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