こんにちは!
台湾高雄在住日本人のイッセイです。
我是住在台灣高雄的日本人一誠。
わたしは台湾南部の高雄というところに住んでいるのですが、高雄から台南は車で約1時間半ほどの場所にあるので、1ヶ月に1〜2度ほど行っているわたしのお気に入りの街です。
台南は台北に首府が移るまで長い間、台湾の政治、経済、文化の中心として栄えていました。
台南といえば、担仔麺や牛肉湯、意麺にエビご飯など美味しいグルメも楽しめるところではありますが、古都と言われるだけあって観光スポットも充実しています。
というわけで、今回はわたしが実際に行った事のある、定番中の定番から日本人にはマイナーな台南の観光スポットをご紹介したいと思います。
目次
安平古堡
台南安平区を代表する観光地の「安平古堡」。
1624年にオランダが現在の安平を占拠して、防御要塞として熱蘭遮城(ゼーランディア城)をつくったのが始まりとされています。(完成1634年)
1662年に鄭成功が熱蘭遮城を落とした後、「安平鎮」と名を改めました。
台湾で最も古い街と言われる「安平老街 (延平街)」もこの城の城下町として栄えたそうです。
清朝時代に入ると徐々に荒廃していきますが、その後の日本統治時代に再建、熱蘭遮城の一部を取り壊し3階のレンガ製平台を建設しました。
台湾光復後は「安平古堡」と呼ばれるようになります。
そういう歴史を踏まえて観光すると面白いですよ!
安平古堡は展望台に史跡記念館、台湾文化300年を記念して設置された大砲(観賞用)、熱蘭遮城博物館(ゼーランディア博物館)、築城当時の城壁など見所が満載です!!
安平古堡 | |
住所 | 台南市安平區國勝路82號 |
電話 | 06 226 7348 |
時間 | 営業時間:08:30~17:30 |
所要時間 | 1時間〜1時間半(※大まかな目安) |
入場料 | 50元(大人)、25元(6歳以下、65歳以上、学生※それぞれ身分証の提示が必要) |
アクセス | 台湾鉄道台南駅からタクシーで約20分。バスを利用する場合、2、88、99番に乗り「安平古堡(安北路)バス停」下車、徒歩2〜3分。⇒Googleマップ |
安平樹屋
ガジュマルに侵食された廃墟感が人気の「安平樹屋」。
中に入ると徳紀洋行や朱玖瑩旧居もあるので、ぜひ一緒に見学してみてください。
入ってすぐ突き当たりにある「朱玖瑩故居」では、書道家の朱玖瑩氏の作品や年表を見学したり、お土産を購入することができます。
1階には水で書ける習字があって、窓に書かれた文字が影になってなぞりながら書くこともできます。書道に興味のある方は楽しめると思いますよ!
イギリス上人によって設立された、白い洋風の建物「徳記洋行」も見どころの1つです。
徳記洋行は、日本統治時代に塩業会社として使用され、戦後は台南塩場事務庁舎になりました。
1979年に台南市により改修され蝋人形館になり、現在に至ります。
大人は台湾の歴史(日本も関わりがある)を勉強できますし、小さなお子さんは乗り物が置いてあったり、薄暗い室内に昔の人のパネルや動物の剥製などがあるので、楽しそうにしていました。
順路通り進むと最後に見物することになるのが、安平樹屋です。
安平樹屋は徳記洋行の倉庫として使用されていましたが、その後日本統治時代、台湾光復を経て台塩の事務局が移転すると、倉庫は荒れ果て、建物はガジュマルに侵食されていきました。
2001年に整備され、侵食具合が見物できる新たな観光スポットになりました。
建物の中に入ると凄い世界になっていて、見たらきっと驚かれると思います!
安平樹屋 | |
住所 | 台南市安平區古堡街108號 |
電話 | 06 391 3901 |
営業時間 | 08:30~17:30 |
料金 | 50元(大人)、25元(6歳以下、65歳以上、学生※身分証提示) |
所要時間 | 1〜2時間(※大まかな目安) |
アクセス | 台湾鉄道台南駅からタクシーを利用する場合約20分、バスを利用する場合2番、88番、99番に乗り、安平古堡(安北路)下車。徒歩でおよそ5分。⇒Googleマップ |
安平老街(延平老街)
安平老街は台湾で一番古い街で、オランダが17世紀前半にこの地にゼーランディア城(現・安平古堡)を築いた頃にできたと言われています。
1662年に鄭成功がゼーランディア城を陥落させ、名を「安平鎮」と改めました。
延平街、効忠街、忠興街の他にも、観音街、安平路、古堡街などの通りがあって、屋台や露店が並び、休日になるとたくさんの観光客で賑わいます。
昼間の夜市みたいなところなので、夜市で食べれるようなローカルグルメや、射的や輪投げなどのゲームが楽しめます。
わたしが訪れた時はカラオケ大会が行われていたり、路上パフォーマーの方が来ていてお祭りみたいでした。
安平老街の周辺には、「安平古堡」や「安平樹屋」などの観光名所があったり、少し足を伸ばして「同記安平豆花」や「文章牛肉湯」などの台南グルメを堪能したりと、台湾の魅力を感じることのできる街です。
安平老街(延平街) | |
住所 | 台南市安平區延平街 |
所要時間 | 1〜2時間(※大まかな目安) |
アクセス | 台南駅(台湾鉄道)から2、88、99番のバスに乗り、安平古堡(安北路)下車。⇒Googleマップ |
億載金城
台湾の固定古跡(一級古蹟)にも指定されている億載金城。
1874年、琉球(宮古島)の漁民が台湾に漂着し殺害されたのをきっかけに、日本が台湾に出兵する牡丹社事件が起こります。
その時、日本からの攻撃を防衛するためにこちらの億載金城を作りました。
億載金城は、アームストロング砲を台湾で初めて設置した場所でもあります。
億載金城に訪れた日は30分ほどしか滞在できなかったのですが、ほとんど見て回れたので、1時間から1時間半くらいあれば余裕を持って見物できそうです。
億載金城(二鯤身砲台) | |
住所 | 台南市安平區光州路3號 |
電話 | 06 295 1504 |
時間 | 営業時間:08:30~17:30 |
料金 | 50元(大人)25元 |
所要時間 | 1〜1時間半(※大まかな目安) |
アクセス | 台湾鉄道台南駅から2、14、19、88番のバスに乗り「億載金城バス停」下車。⇒Googleマップ |
安平港「大魚的祝福」
2019年1月21日、正式にお披露目となった巨大アート「大魚的祝福」。
SNS映えするスポットとして人気のポイントです。
実物は意外と大きく、長さ23メートル、幅10メートル、高さは8メートルあります。
安平港「港濱歷史公園」内にあるので、安平区に来たらぜひ寄ってみてください!
港濱歷史公園 | |
住所 | 台南市安平區安億路 |
電話 | 06 295 1915 |
時間 | 24時間 |
アクセス | 台湾鉄道「台南駅」から14、19、77番バスに乗り、「平豐路口バス停」下車。そこから徒歩で約5分。 ⇒Googleマップ |
安平定情碼頭(德陽艦園區)
港濱歷史公園から車で5分ほどの場所にある、德陽艦園區。
德陽艦園區では、2005年まで実際に駆逐艦(DDG-925)として使われていた、德陽艦を見学(大人50元)することができます。
1945年にアメリカで建造され、1977年から2005年までDDG-925として台湾で使用されていました。
船内には操縦室や通信室、船外には救命ボートやロケットランチャーなどもあり、全て見学することができます。
安平定情碼頭(德陽艦園區) | |
住所 | 台南市安平區安億路115號 |
電話 | 06 293 2925 |
時間 | 09:00〜18:00(5〜9月19:00まで) |
德陽艦料金 | 50元 |
公式サイト | 安平定情碼頭(德陽艦園區) |
アクセス | 台湾鉄道「台南駅」から19番(原住民文化會館行き)のバスに乗り、「德陽艦バス停」下車。 |
国立台湾文学館
2003年10月にオープンした国立台湾文学館。
国立台湾文学館は、もともと日本統治時期の台南州庁として使用されていました。
戦争や老朽化により大半は修復されましたが、もともとは日本人建築家の森山松之助氏が手がけたそうです。
入り口を入るとすぐ右側に案内所があるので、こちらでパンフレットをもらったり、日本語の音声ガイド(無料)を借りることができます。
館内は「古い建築の新たな生命」「台湾文学の内なる世界」などの常設展と期間限定の特別展、図書館にカフェなどがあります。
国立台湾文学館 | |
住所 | 台南市中西區中正路1號 |
電話 | 06 221 7201 |
営業時間 | 09:00-18:00,金土09:00-21:00(月曜休) |
料金 | 無料 |
所要時間 | 1〜2時間(※大まかな目安) |
アクセス | 台湾鉄道台南駅からタクシーで5分。バスを利用する場合、88番に乗り孔廟(台湾文学館)下車徒歩2分。⇒Googleマップ |
林百貨
国立台湾文学館から歩いて5分ほどの場所にある林百貨。
こちらはデパートですが、買い物はもちろん、観光目的で訪れる人もたくさんいます。
台南にある林百貨は1932年、日本人の林方一氏が台南市末広町2丁目(現在の台南市中西区忠義路2段)に作りました。
オープン当時は、台南で唯一のエレベーター付きのモダンな建築物として、地元に人たちからは「俗稱五層樓仔(5階建てのビルの意味)」と呼ばれ親しまれたようです。
しかし1945年、太平洋戦争によりに閉店。
戦後は改修され、台湾製塩総工場や塩務警察総隊の事務所として使用していましたが、1980年代以降は空きビルになっていました。
ところが1998年に市定古跡に認定され、所有権は台南市に移され台南市と文化部により改修工事が行われて、2013年1月に改修工事は無事終わり、今の林百貨に生まれ変わりました。
デパート内に入ると、1階は主に台湾茶やドライフルーツなどの食品を販売、2階から上の階ではTシャツや文房具、カバンにガラス製品などのMIT(Made In Taiwan)グッズを購入できます。
MITグッズはカラフルでとても可愛らしく、品質も良さそうです。
4階にはカフェや書店があり、5階には食事ができるレストランもありました。
6階は屋上になっていて、台南の街を見下ろすことができます。
その他6階には「末広社」という神社があったり、戦争時にアメリカから爆撃を受けた壁が今も保存されています。
林百貨 | |
住所 | 台南市中西區忠義路二段63號 |
電話 | 06 221 3000 |
営業時間 | 11:00-22:00 |
所要時間 | 1〜2時間(※大まかな目安としてお考え下さい) |
アクセス | 台湾鉄道台南駅から1番、7番バスに乗り「林百貨(中正路)」下車。⇒Googleマップ |
台南市美術館2号館
2019年1月27日にオープンした臺南市美術館2館。
こちらの美術館は、日本の坂茂建築設計の坂茂氏がデザインを手がけました。
館内には、台南の県花の鳳凰木(ホウオウボク)の花をモチーフにした五角形のガラス屋根があり、曇り空でも十分光が差し込む設計になっています。
わたしが訪れた日は「臺灣禮讚」という特別展と、「南薰藝韻」が開催されていて、作品数も多く見応えがありました。
臺南市美術館2館 | |
住所 | 台南市中西區忠義路二段 1 號 |
電話 | 06 221 8881 |
営業時間 | 09:00〜17:00(金、土:09:00〜21:00)※水曜休み |
料金 | 未定(2019年5月21日まで無料) |
公式ページ | 臺南市美術館HP |
アクセス | 台湾鉄路「台南駅」から1、2、6、7、10、11、88番のバスに乗り、「民生綠園または孔廟、林百貨(忠義路)バス停」下車、徒歩で約5分。 ⇒Googleマップ |
台南孔子廟
孔子廟は儒教の開祖、孔子を祀るために建てられた霊廟です。
台湾には孔子廟がたくさんあり、台南をはじめ、台北、台中、高雄などの各都市にありますが、台南孔子廟は台湾で最も古い孔子廟で、1665年に鄭成功の息子の鄭経が創建しました。
孔子廟の入り口の門、東大成坊には「全臺首學」の文字が掲げられています。
全臺首學は台湾の最高学府を意味していて、当時は政治、経済、文化の中心が台南であったことがうかがえます。
台南孔子廟は大まかに、「文廟エリア」と、「明倫堂」に3階建の「文昌閣」などの「国学エリア」に分かれていて、国学エリアは無料で見物できますが、文廟エリアは有料(25元)になります。
台南孔子廟は、建物や敷地面積は高雄などに比べるとそれほど大きくはありませんが、台湾で最も古い孔子廟なので、歴史を感じました。
台南孔子廟 | |
住所 | 台南市中西区南門路2号 |
電話 | 06 221 4647 |
営業時間 | 08:30〜17:30 |
料金 | 25元 |
所要時間 | 1時間〜1時間半(※大まかな目安) |
アクセス | 台南駅から2、6番のバスに乗り建興國中停留所下車、そこから徒歩で3分。⇒Googleマップ |
※国立台湾文学館、林百貨、台南市美術館2号館、台南孔子廟は徒歩でも巡ることができるので、台南を観光する際はまとめて観光するといいかもしれませんね。
赤嵌樓
台南に訪れたら一度は行っておきたい有名な観光スポットの「赤嵌樓」。
1653年にオランダ人によって築城され、当初は「普羅民遮城(Provintia・プロヴィンティア城)」と呼ばれていました。
現在は台湾の国定古跡に指定されています。
1862年の大地震によりオランダ建築は倒壊していまいましたが、普羅民遮城(プロヴィンティア城)正門や、普羅民遮城(プロヴィンティア城)遺跡は現在も見学することができます。
赤嵌樓 | |
住所 | 台南市中西區民族路二段212號 |
電話 | 06-220-5647 |
営業時間 | 08:30~21:30 |
入場料 | 50元(大人)、25元(6歳以下、65歳以上、学生※身分証提示) |
所要時間 | 1〜2時間(※大まかな目安) |
アクセス | 台鉄台南駅からタクシーで約5分。バスを利用する場合、台鉄台南駅から3、5番のバスに乗り「赤嵌樓バス停」下車。⇒Googleマップ |
奇美博物館
台南を代表する観光スポットの1つ、奇美博物館。
奇美博物館では台湾の実業家、「許文龍」さんのコレクションを一般開放していて、入場料を払えば見学することができます。
以前は予約制でしたが、現在は予約なしで入館できるようになりました。
特別展も別料金(常設展200元プラス、特別展80元※訪問時の料金)で見学することができます。
特別展の近くに音声ガイドの貸し出しカウンターがあったので、借りてみました。(100元プラス身分証を預けます)
常設展だけですが、やはり音声ガイドがあるのとないのとではかなり違いますね。
この時の特別展は、写実絵画のオランダ人アーティスト、ヘルマンテルの作品展「凝視日常(日常を見つめて)」が開催されていました。
特別展は4つのブースに分かれていて、作品数も多くかなり広かったです。
⓶物的啟發(物のインスピレーション)
③滇克・哈勒曼特(ヘンク・ヘルマンテル/Henk Helmantel)
④教堂與信仰(教会と信仰)
特別展は定期的に開催されているので、そちらもぜひご覧ください。
特別展以外にも見どころ満載!
常設展は大きく分けて全部で5ホールあります。(奇美イベントホールを除く)
・ロダンホール
・動物ホール
・芸術ホール
・楽器ホール
どのホールも本当にたくさんの作品が展示されていて、とても見応えがありました。
時間があれば開館時間フルに見学したかったです。
奇美博物館 | |
住所 | 台南市仁德區文華路二段66號 |
電話 | 06 266 0808 |
営業時間 | 09:30〜17:30(水曜休) |
料金 | 一般200元、150元(7-22歳の学生、65歳以上)、音声ガイド100元 |
公式ページ(日本語) | 奇美博物館 |
アクセス | 台湾鉄道「保安駅」から5番、紅3、紅3-1、紅4に乗り「奇美博物館バス停」下車。正面入り口まで徒歩でおよそ10分。 高速鉄道台南駅からタクシーで約20分、バスを利用する場合は、紅3に乗り「奇美博物館バス停」下車、徒歩約10分。⇒詳しくはこちら |
玉井青果市場
ここからは、市街地から少し遠い観光スポットになります。
台南はマンゴーの栽培に適した気候で、1561年に台南の六甲郷で栽培されたのが始まりと言われています。
日本では高級フルーツのマンゴーですが、台湾では日本と同じ品質のものが信じられない値段で購入することができるので、台湾に移り住んで間もない頃は大変驚きました。
台南マンゴーの産地は、大内区、楠西区、左鎮区などたくさんありますが、中でも観光客が多く訪れる人気のスポットは玉井区です。
玉井区は愛文芒果(アップルマンゴー)の産地で、アップルマンゴーの父と言われている鄭 罕池氏が、アメリカ(フロリダ)から苗木を持ち帰り、栽培に成功した場所として有名です。
玉井区にある「玉井青果市場」では、玉井青果市場では愛文マンゴーをはじめ、金煌マンゴー、玉文マンゴー、緑色の土マンゴーなど、バラエティ豊かなマンゴーを目にすることができます。
マンゴーの他にも、見たこともない大きさのライチやパイナップル、ドライフルーツを販売するお店もありました。
ほとんどは1籠(カゴ)単位で販売していますが、中にはバラ売りしてくれるお店もあるようなので、いろいろ交渉してみるといいかもしれませんね。
玉井青果市場 | |
住所 | 台南市玉井區中正路27號 |
電話 | 06 574 5572 |
営業時間 | 4:00〜19:00 |
アクセス | 台湾鉄道台南駅から綠幹線に乗り、玉井バス停下車。⇒Googleマップ |
関子嶺温泉(景大渡假莊園)
関子嶺は台南市白河区にある温泉区で、日本統治時代に開発されました。
北投、陽明山、四重溪と並び「台湾の四大温泉」の一つとして挙げられています。
関子嶺温泉は台湾で唯一の「泥温泉」で、美肌効果が期待できるそうです。
ほとんどの温泉宿で日帰り入浴が可能なので、朝から動けば日帰りも可能ですね。
景大渡假莊園 | |
住所 | 台南市白河區關子嶺56號 |
電話 | 06-682-2500 |
営業時間 | 9:00-22:00(※日帰り温泉) |
入浴料 | 平日380元(休日480元)※日帰り温泉の料金 |
アクセス | 台湾鉄道「嘉義駅」から嘉義客運バス(7214)に乗り關子嶺下車、タクシーで約5分。⇒Googleマップ |
烏山頭水庫公園(八田與一記念公園)
烏山頭水庫公園は「八田與一氏」と、日本人技師、台湾の方たちによって作られた「烏山頭ダム」のまわりに作られた自然豊かな公園です。
「KANO 1931海の向こうの甲子園」で、大沢たかおさんが八田氏を演じていたのが印象的ですが、いまでも多くの方に慕われていて、台湾でかなり有名な日本人です。
毎年命日の5月8日には、慰霊祭が行われています。
八田氏や日本人技師の方たちが暮らしていたとされる家屋を修復し、一般公開している八田與一記念公園や、天壇公園、八田技師記念室(記念館)に烏山頭ダム、吊り橋に迫力ある水門など見どころがたくさんありました。
ただ公園内はかなり広いので、車かレンタサイクル(八八田自行車出租⇒Googleマップ)で移動した方が良いでしょう。
台南市街地からは距離があるので、移動時間を計算に入れて観光していただけたらと思います。
烏山頭水庫公園 | |
住所 | 台南市官田區嘉南里68-2號 |
電話 | 06 698 6388 |
営業時間 | 7:00〜18:00(暑假6:30から)詳細はこちら |
料金 | 大人200元 駐車場 普通車50元 |
公式ページ | wusanto.magicnet.com.tw |
アクセス | タクシーをチャーターするのがおすすめです。⇒Googleマップ |
七股鹽山
七股はかつては台湾最大の製塩所(塩田)でしたが、2002年5月に閉鎖され今は観光名所としてとても人気のスポットになっています。
台南駅からバスで来るには、「99台江線」に乗って、七股鹽山で降りるといいみたいですね。
わたしは高雄から車で来ましたが、車は一台100元、バスなどで来て徒歩で入園される方も入場料として50元が必要です。
園内には塩山、天日製塩体験コーナー、昔の機関車を展示している鹽鐵と言う展示スペース、子供のミニ遊園地にボートが楽しめたり、全て見て回るにはかなりの時間が必要なんじゃないかなといった感じでした。
大きな塩山はところどころ崩れかけていてスリルがありますが、頂上まで登るとかなり見晴らしが良かったです。
七股鹽山 | |
住所 | 台南市七股區鹽埕里66號 |
電話 | 06 780 0511#49 |
営業時間 | 夏季(3-10月)9:00–17:30,冬季(11-2月)9:00–18:00 |
料金 | 大人50元(バイク一台+50元,車一台+100元) |
所要時間 | 1時間半〜2時間(※大まかな目安) |
アクセス | 台南駅からバス(99台江線)に乗り「七股鹽山バス停」下車。⇒Googleマップ |
麻豆代天府
麻豆代天府は台湾中から信者の方達が集まる廟(びょう)です。
1662年に建立された廟は、「五王廟」とも呼ばれていて、李、池、吳、朱、范の王を祀っており、規模も大きいことから多くの方が参拝に訪れます。
麻豆代天府は台南駅から車で4〜50分ほどかかる、台南県のほぼ中央にあります。
わたしたちは車で来ましたが、見た感じタクシーもあまり通ってなさそうだったので、駅からタクシーでくる場合、運転手さんに待っててもらうか、時間を決めて迎えに来てもらうかした方が良さそうだなと感じました。
あくまでも廟がメインですが、廟以外にも「十八地獄」や「天堂」に「五彩巨龍」などの見所があります。
天堂を抜け、五彩巨龍の口から見下ろす景色はかなり気持ち良かったです。
麻豆代天府 | |
住所 | 台南市麻豆區南勢里關帝廟60號 |
電話 | 06 572 2133 |
料金 | 天堂(40元)、十八地獄(40元) |
アクセス | 台湾鉄道「隆田駅」からタクシーで15〜20分。 ※駐車場あり⇒Googleマップ |
夜市も面白い!!
台湾といえば夜市観光も外せません!
台南も高雄同様、同じ夜市が毎晩やっているわけではありません。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
大東夜市 | 大東 小北 | 武聖夜市 | 花園夜市 | 大東 小北 | 花園 武聖 | 花園夜市 |
台南の人たちは、「大大武花大武花」、「大大武花大花花」、「大尖武花尖武花 」などと覚えているようです。(※尖は小北夜市と大東夜市のこと)
上の表は、台南4大夜市の営業日になります。
まず最初にご紹介する夜市は、台南の夜市で一番規模の大きい花園夜市ですね。
花園夜市は木、土、日曜日開催しているのですが、土日に来るととにかく人が凄いです!
土日にしか来たことがないのですが、ピーク時は歩くのもやっとなほど。
テーブルが用意されているお店は椅子取りゲームに近い感覚で、席が空いたらすぐに座らないといつまでも食べることができません。
わたしはそこまで夜市には行かないので慣れていないのですが、外国人とわかるとお店の方が席を確保してくれたりするので助かります。
バスも走っていますが、時間を気にせず遊ぶならタクシーがおすすめです。
花園夜市 | |
住所 | 台南市北區海安路三段533號 |
営業時間 | 18:00-24:00(木、土、日) |
電話 | 06 358 3867 |
クレジットカード | 不可 |
日本語 | 不可(お店により少し話せる方もいます) |
アクセス | 台湾鉄路「台南駅」からタクシーで約10分。 |
大東夜市
こちらも台南4大夜市の1つ、大東夜市です。
この日は金曜日に訪れたのですが、駐車場がいっぱいで、車をとめるのに1時間くらいかかっていまいました。
大東夜市も台南駅(台鉄)からタクシーで10分ほどで行けるので、タクシーがおすすめです。
曜日や時間帯もあったのかもしれませんが、わたしたちが訪れた時は、ものすごく混んでいて活気がありました。
この日も台湾を代表する小吃「蚵仔煎」を持ち帰りで購入。
シャキシャキのもやしに、牡蠣と卵の相性が抜群です。
その他、日本でいう今川焼きのような紅豆卷餅(ホンドウジュェンビン)や、タコを丸一匹豪快に放り込むたこ焼きなど日本でもおなじみの屋台料理が楽しめますよ!
台南大東夜市 | |
住所 | 台南市東區林森路一段276號 |
電話 | 06 335 5301 |
営業時間 | 18:00〜01:00(月、火、金) |
クレジットカード | 不可 |
日本語 | 不可(お店により話せる方もいます) |
アクセス | 台湾鉄路「台南駅」からタクシーで約10分 |
※訪問時の情報です。当ページで掲載した内容が変更してしまっている可能性もありますので、ご了承ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した台南の観光スポットは、台湾に興味のある方ならほとんどご存知かもしれませんね。
台南は歴史的な建築物が多く、古都と呼ぶにふさわしい都市です。少し足を伸ばせば、台湾マンゴーの郷と言われる、玉井や泥温泉で有名な関子嶺温泉もあり、台湾内外から人が集まります。
わたしは台南の隣の高雄に住んでいるのですが、台南の魅力を少しでもお伝えできたらと思い、今回まとめ記事を書いてみました。
台南に来る事があれば参考にしていただけたら幸いです。
台南発祥の台湾グルメも人気なので、機会があればグルメ記事もまとめてみたいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
謝謝讀到最後!!