【台南観光】烏山頭水庫公園（八田與一記念公園）

ニーハオ！

台湾高雄在住日本人のイッセイです。
我是住在台灣高雄的日本人一誠。

今回は、台南にある

烏山頭水庫公園

高雄の自宅から高速など使って北上すること約1時間30分。
台南の烏山頭水庫公園というところに来ました。

この日は日曜日だったこともあり、若干ですが混んでいました。
こちらの入り口で入場料大人200元と普通車は駐車場代として50元支払います。

入り口の係員の方に見所を聞くと、まずは八田與一記念公園に行くといいよと教えてもらいました。

後ろがつかえるほど丁寧に説明してくれたので、後ろの方には悪いと思いましたがわかりやすかったです。

台湾の人の優しさが、こういうところにもあらわれてますね。

八田與一記念公園へは入り口から左側に向かうと、このような看板が出てきます。
さらに先へ進むと、駐車場があります。

駐車場近くにある茶色の建物が目印です。

途中に

休憩所

買えるときに買っておかないとこの時期は命に関わるので。
右上にある赤十字のマークは万が一体に異変があった時など、対応してくれる場所のようです。

この日もかなり暑かったので、中の売店で水を購入し園内に向かいました。

八田與一氏について

あなたは八田與一（はったよいち）さんという方をご存知ですか？
わたしは恥ずかしながら知りませんでした。

八田 與一（現在の字体では八田 与一、はった よいち、1882年2月21日– 1942年5月8日）は、日本の水利技術者。

日本統治時代の台湾で、農業水利事業に大きな貢献をした人物として知られる。

ウィキペディアより引用

八田氏の記念館や住まいの跡や銅像などがあるということが、台湾の人々からも愛されているのがわかります。
おそらく日本人よりも台湾人の方が知っている人が多いのではないでしょうか。

日本人の方が書いた資料ですが、展示館に置いてある資料には八田さんがいかに凄いか、プリント3枚（表裏）にぎっしり書かれています。

八田氏の展示館も入ってみよう！

売店の向かいにある建物には八田與一さんの展示館があります。
せっかくなので入ってみることに。

館内には貴重な展示品が多数あります。
また、この展示館にはいかにして八田與一記念公園が出来たかが説明されていました。

台湾を愛した外国人八田與一さんを偲ぶため、2009年5月8日馬英九総統は「八田與一記念公園」の造営を宣言し、2011年5月8日に公園部分が完成し、現在公園の管理は台湾嘉義南農田水利会に引き継がれたとの事。

後の台湾の大統領が記念公園を作るなんて、なんだか凄い人みたいです。

館内ではどのようなことをしてきたのかが、映像でも説明されていました。
なんだかとてつもない人だったということがわかったところで、八田與一記念公園に向かいます。

八田與一記念公園

⬆︎八田與一記念公園入口。

入口を抜けた先に4棟の建物があります。

赤堀宅

入口の一本道を抜け正面にあった赤堀宅。

当時機械長だった藏成信一さんという方の住居だったようです。
その後に烏山頭出張所所長の赤堀信一さんがこちらに住んだとのこと。

後に赤堀技師の長女綾子さんと、八田與一さんの長男晃夫さんが結婚されたと説明書きにありました。

⬆︎赤堀宅の裏庭。
建物もお庭も復元されたようですが、なんとなくこんな感じだったのかなーと、当時の様子を思い浮かべて楽しめました。

八田宅

続いて左隣にある八田宅。

玄関に埋め込まれたプレートには八田技師が生きた時代の古い季節飾りが展示されているそうで、その品々は日本の石川県の方々から贈られた善意のものだと書かれていました。

⬆︎中に入ると、八田與一氏の妻の外代樹夫人の銅像があります。

白い壁の部屋だけは天井が高く、縦長の窓も洋館みたいですね。

田中・市川宅

こちらは田中義一と市川勝次技師が隣どうしで住んでいたようです。
戦争終結後に台湾水利会課長の宿舎となっていました。

この日は中に入って見学することができました。
なかなかない機会ですからね。

ここはキッチンだったとか。
2家族で和気あいあいと食事をしていたのでしょうか。

台湾に来て、今の日本の家より昔の日本ぽいお宅を見学することができました。
右にある丸い大きなものは火鉢だったようです。

こちらはお風呂場です。

他に誰も見学者がいなかったので、愛犬は玄関前で少しだけスタッフさんに見てもらっていました（笑）

阿部宅

阿部宅は一番劣化が激しかったみたいですね。
阿部貞壽さんという方が住んでいたようです。

⬆︎写真が劣化具合を物語っています。
それにしても見事に修復しました。

まとめ

日本よりも台湾で有名な八田與一氏。その生涯の半分以上を台湾のダム建設に捧げた功績は今でも台湾の人々の記憶に残っていることと思います。

台南と言ってもメインの観光地からはかなり離れているので、電車やバスを利用して来るのは難しいのが残念ではありますが、台湾南部に旅行に来たらぜひ一度は訪れてみていただきたい公園です。

※訪問時の情報です。当ページで掲載した内容が変更してしまっている可能性もありますので、ご了承ください。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
謝謝讀到最後!!