こんにちは!
台湾高雄在住日本人のイッセイです。
我是住在台灣高雄的日本人一誠。
今回は2019年5月から12月限定で見学できる、高雄の観光スポットをご紹介します。
軍事遺跡・鼓山洞
日本統治時代、高雄に作られた防空壕「鼓山洞」。
第2次世界大戦中、台湾総督府交通局鉄道部が避難用に建設した防空壕。
戦争後は高雄市警察が管理していたそうで、取調室なども残っています。
鼓山洞は高雄MRT「西子湾駅」から徒歩で10分ほどの場所にあります。
高雄市には多くの軍事関連施設跡が残っているのですが、高雄の観光局はこの鼓山洞を新たな観光スポットとして生まれ変わらせました。
5月2日の一般公開には、高雄市長の韓さんも参加されたそうですよ。
鼓山洞観光ツアーは完全予約制で、毎週木、金、土、日(1日5回)一回につき参加者は最大で40名、ガイドの方4〜5人と一緒に見学します。
予約はホームーページから行えるので、興味のある方はチェックしてみてください!
予約はここから⇒高雄市軍事遺址觀光-鼓山洞
開催時間と参加費は以下の通りです。
10:00~10:50
11:00~11:50
13:00~13:50
14:00~14:50
15:00~15:50
料金:一般(子供含む)1人50元、団体(20名以上)1人40元
5月2日から一般公開されたばかりだったので、わたしたちが参加した5月中旬は予約取りづらく、平日の午前中になんとか空きを見つけ申し込みました。
観光ツアー当日の様子
鼓山区にある、高雄市政府工務局のすぐそばにテントがあるので、そちらで受付を済ませます。
完全予約制なので、参加したい方は必ずインターネットで予約を取ってくださいね。
時間になると、ガイドさんが5〜10分ほど注意点など説明をしてくれます。
防空壕内は空気が薄いので、話を
しないほうがいいとのことでした。
万が一を考えてのことなんでしょうけど、そんなところにこれから行くんだなと思うと少し気持ちがピリッとします。
いよいよ防空壕の中へ!
ひと通り説明を聞いたら、次はいよいよ防空壕内へ入ります。
防空壕は鉄筋コンクリート造りで、高さ3メートル、幅2.5メートル、全長は約200メートル、メイントンネルは2本あります。
最小限の改修はしていて電気は引いてありましたが、最初の方は非常に暗く、ここが本当に防空壕だったんだなという雰囲気が伝わって来ました。
こちらは人のいない逆側から撮影した写真。
最初の説明の時、ガイドさんが冗談で「お化けがいるかもしれないので、後ろは絶対振り返らないように」と言っていたを思い出しました。
ちなみに遠くに見える人影は、おそらくガイドさんだと思います。
取調室
こちらは高雄市警察になってからのものでしょうか。当時使用されていた取調室跡がありました。
防空壕内には取調室の他、拘留室もあります。
壽山とつながっている非常口(緊急出口)だった階段は、鍾乳石で覆われています。
鍾乳石は階段以外にも至る所に侵食していて、長い間使われていなかったんだなと歴史を感じました。
戦争当時の写真や看板
現在の中央公園がある辺りでしょうか。爆撃を受けている写真が残されていました。
戦時中の生々しい様子を伝える看板も印象的です。
階段の出口に移動
最初に入った赤いドアから一旦出て、外の階段を上り法興禅寺の方まで案内されて来ました。
こちらは先ほど行った、防空壕内の鍾乳石に覆われた階段(非常口)に繋がっているそうです。
ただ下の階段は鍾乳石があり上れないので、こちら側から繋がっていることを確かめてツアーは終了しました。
まとめ
5月の2日から始まった鼓山洞観光ツアー。
5月の中旬ということもあり、参加者がたくさんいましたが、大人の社会科見学のようで楽しかったです。
一応この観光ツアーは、今年(2019年)の12月までを予定しているそうなので、参加してみたいという方はぜひ高雄までお越しください!
軍事遺址・鼓山洞 | |
住所 | 高雄市鼓山區鼓山一路53巷111號 |
電話 | 0928 860 010 |
時間 | 毎週(木、金、土、日) 10:00~10:50 11:00~11:50 13:00~13:50 14:00~14:50 15:00~15:50 |
FB(要予約) | 高雄市軍事遺址觀光-鼓山洞 |
参加費 | 1人50元(子供含む)、団体(20名以上)1人40元 |
アクセス | 高雄MRT「西子湾駅」2番出口から徒歩で約10分。 ⇒Googleマップ |
※訪問時の情報です。当ページで掲載した内容が変更してしまっている可能性がありますのでご了承ください。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
謝謝讀到最後!!