こんにちは!
台湾高雄在住日本人のイッセイです。
我是住在台灣高雄的日本人一誠。
今回は、高雄であまり知られていない観光スポットをご紹介します。
原頂林仔邊警察官吏派出所
日本統治時代の1898年に建てられたこちらの派出所。高雄市林園区で最初に作られた派出所です。
2007年には高雄の歴史建築物に登録されました。
当時は「頂林仔邊 官吏派出所」と呼ばれていたそうです。
派出所が建てられてからは、付近に学校や市場、区役所などもでき林園区の政治経済の中心になりました。
現在もすぐ近くには市場があり、少し離れた場所に町役場もあります。
1909年に警官が2名(日本人、台湾人)配属され、1933年には巡査部長が加わり、派出所の裏に住宅が建てられたそうです。
場所が分かりづらかったので、周辺の人に訪ねましたがあまり知られていないようで、近くにある町役場の方に教えてもらい辿り着きました。
館内の様子
パンフレットを見てみると、正面入り口から入った場所が当時の事務室(B)で、A、C、Dは巡査宿舎でした。
館内には昔の林園区の様子がわかるよう、図や写真などが展示されています。
学校で勉強しているところや、体育の授業でしょうか、竹刀を降っている様子に田植えをしている写真などが当時の記録として残されています。
中国語の説明だけでしたが、林園区の観光案内的なマップもありました。
こちらは林園区の特産品、「糠榔掃帚(カンランサオヂョウ)」と言うホウキの作り方を説明したパネルがありました。
糠榔掃帚(カンランサオヂョウ)は椰子の木に似た、「臺灣海棗(台湾ハイザオ)」をいう木の葉の部分から作るそうです。
その他、玉ねぎや金目鱸(ジンムールー/バラマンディ)なども特産品のようで、パネルで紹介されていました。
裏庭
派出所を抜けると裏庭のような場所に出ました。
こちらには、「給水塔」や「防空壕」、「古井戸」と少し離れた場所に「所長宿舎」があります。
防空壕は今は入れませんが、石積みの壁が歴史を感じさせます。
門も多少修復はされていたものの、歴史建築に登録されるだけあり、かなり古そうな感じがしました。
所長宿舎
原頂林仔邊警察官吏派出所に来たら、忘れず行っていただきたい所長宿舎。
引き戸がなかなか開かないので、一度受付の方に見学できるか確認したところ、「入って大丈夫ですよ」と言われ、先ほどより力を入れて中に入りました。
所長宿舎の間取り図は上のようになっていて、茶の間や居間、座敷に応接室などがあります。
室内は天気のせいか、非常に明るくすっきりしていて、キレイに修復されています。
日本人のわたしも、このような家に住んだことがないほどの「和」を感じました。
室内の一角に当時の間取り図や瓦などが展示されていました。
まとめ
地元の人にもあまり知られていない原頂林仔邊警察官吏派出所。
わたしは30分〜1時間ほどで、全て見て回れました。
防空壕や、昔の門などを間近で見るとかなり歴史を感じます。
現在はありませんが将来的に日本語のパンフレットや案内があれば、中国語の苦手な方も理解しやすいのかなと思いました。
原頂林仔邊警察官吏派出所 | |
住所 | 高雄市林園區福興街97號 |
電話 | 07 642 8600 |
営業時間 | 09:00〜17:00(土日祝 09:00〜18:00)※月曜休み |
日本語 | 不可 |
アクセス | 高雄MRT「鳳山國中駅」から8001番のバスに乗り、「林園バス停」下車。徒歩でおよそ2分。 ⇒Googleマップ |
※訪問時の情報です。当ページで掲載した内容が、変更してしまっている可能性もありますのでご了承ください。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
謝謝讀到最後!!