こんにちは！
台湾高雄在住日本人のイッセイです。
我是住在台灣高雄的日本人一誠。
今日は台南観光するときにぜひ行ってもらいたい、孔子廟をご紹介します。
台南孔子廟
▲東大成坊
孔子廟は儒教の開祖、孔子を祀るために建てられた霊廟です。
台湾には孔子廟がたくさんあり、台南をはじめ、台北、台中、高雄などの各都市にあります。
台南孔子廟は台湾で最も古い孔子廟で、1665年に鄭成功の息子の鄭経が創建しました。
孔子廟の入り口の門東大成坊には、「全臺首學」の文字が掲げられています。
全臺首學は台湾の最高学府を意味していて、当時は政治、経済、文化の中心が台南であったことがうかがえます。
高雄の蓮池潭（左営）と旗山はご紹介したことがありますね。
孔廟文化園区
▲台南孔子廟パンフレット
孔廟文化園区内には、孔子や孔子の弟子を祀る「文廟（有料）」や、「明倫堂」に3階建の「文昌閣」などがあります。
まずは府中街側にある門（東大成坊）を抜け、右側にある国学エリアに行ってみました。
文昌閣
▲文昌閣
文昌閣は1階が四角形、2階が円形、3階が八角形の建物です。
文昌閣には、学問や功名を司る文昌帝君と魁星が祀られていて、孔子とは関係ないそうですが、古くから科挙（官僚登用試験）の受験生が合格祈願などでここを訪れていたそうです。
明倫堂
▲明倫堂
孔廟文化園区内には、かつて学生たちが勉強していた「明倫堂」を見学することができます。
「明倫」は学生に対して明確に倫理を説き、人間関係と儒教の社会に対する理解を促すという意味が込められているそうです。
堂内には両サイドの壁に「忠孝節義」と書かれた大きな漢字と、校則のようなものが書かれた石碑がありました。
文廟
▲孔子が祀られている大成殿
文昌閣や明倫堂などの国学を見学してから「文廟」に来ました。こちらに入るには入場料（25元）が必要です。
入り口付近にマップ入りの日本語パンフレットがあるので、興味のある方は忘れずに入手しましょう。
願い事が書かれた紙がたくさん掛けてありました。
▲大成殿の前でガイドの説明に聞き入る観光客のみなさん
わたしが文廟に入った時は、ちょうど日本人観光客の方たちがたくさん訪れていました。
この日はすごく暑かったので、かなりの人が日傘をさしていますね。
こちらの大成殿は、孔子廟の建造物の中では最も上位に位置付けられていて、大成殿内には孔子の位牌が祀られています。
その他、大成殿内の上部には孔子を称えた扁額（へんがく）が掲げられていました。現在の総統、蔡英文さんの扁額もあります。
大成殿のまわりには、81名の賢人と77名の儒者が祀られた「東廡と西廡」があります。
また東廡と西廡の隣（北側）には、祭祀などのときに用いる器物や楽器が展示されている「楽器庫と禮器庫」もありました。
▲崇聖祠
大成殿の後方（北側）の崇聖祠には、孫子の5代前までの祖先が祀られています。さらに崇聖祠の両側には、「典籍庫と以成書院」があります。
▲鄭成功の参軍を務めた陳永華の像
ここでも「全臺首學」の漢字を目にしました。
府中街
台南孔子廟の目の前にある南門路と、開山路を結ぶ通りにある府中街。
孔子廟はもちろん、国立台湾文学館へは歩いて5分、林百貨までは徒歩約10分の場所にあるので、中西区を観光して少し休むのにちょうどいいかもしれませんね。
「暑くて外はちょっと‥」というときは、室内でゆっくりできるカフェがおすすめです。
高雄にも言えることですが、台南ものんびりとした雰囲気で時がゆっくり流れている感じがします。
この時は暑すぎたせいか、お客さんはほとんどいませんでした。
記念にマルチーズの絵が描かれた石（250元）を買って帰りました。
お店の店員さんに「いつもより人が少ないですね」と話しかけたら、「今は暑すぎるので、もう少ししたら人が増えますよ」と言っていたので、混雑を避けたいときは逆に観光のチャンスかもしれませんね。
まとめ
わたしたちが来た時は暑すぎたからか、休日のわりに観光客の姿もまばらでゆっくり見学することができました。
台南孔子廟は、建物や敷地面積は高雄などに比べるとそれほど大きくはありませんが、台湾で最も古い孔子廟なので、歴史を感じます。
5月の下旬でも天気の良い日は熱中症になるので、冷房の効かない観光地を巡る時は、日傘やペットボトルなど持参して、気持ち悪いと思ったらカフェや日陰などで休み、無理せず観光してくださいね。
台南の観光スポットはまだまだあるので、よろしければ下の記事もご覧ください。
| 台南孔子廟 | |
| 住所 | 台南市中西区南門路2号 |
| 電話 | 06 221 4647 |
| 営業時間 | 08:30〜17:30 |
| 料金 | 25元 |
| アクセス | 台南駅から2、6番のバスに乗り建興國中停留所下車、そこから徒歩で3分。 |
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今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
謝謝讀到最後!!
