こんにちは!
台湾高雄在住日本人のイッセイです。
我是住在台灣高雄的日本人一誠。
時が過ぎるのは本当に早いもので、台湾に来て2回目の冬を迎えています。
この時期は大陸からPM2.5が飛来してくるらしく、必ずと言っていいほど誰かがフェイスブックで、PM2.5について何かしら投稿しているんですよね。
今日は台湾高雄に住んでみて、大気汚染について感じていることを書いてみたいと思います。
台湾高雄の大気汚染について
わたしが初めて台湾・高雄に来たのは2014年の冬のことでした。
その時に感じたことが、「台湾てなんとなく空気良くないな」ってことです。
その時に相方が、「冬はPM2.5が来るからね」と言われ、なるほどなと思っていたのですが、いざ高雄に住んでみると、PM2.5だけではないことに気づきました。
高雄鳳山のPM10
大気中に浮遊する微粒子のうち、粒子径が概ね10μm以下のもの。粒子径10μmで50%の捕集効率をもつ分粒装置を透過する微粒子。1987年にアメリカで初めて環境基準が設定され、以降世界の多くの地域で採用されて、大気汚染の指標として広く用いられている。
ウィキペディアより引用
工場から出る煙(微粒子)や排気ガス、物を燃やした時に排出される有害物質です。
日本ではPM10は環境基準に取り入れられていないので、あまり馴染みがないかもしれませんが、PM10はPM2.5よりも粒子は大きいのですが、心臓病や肺ガン、呼吸器系の病気やアレルギーなどの原因になるとされています。
去年の記事ですが、2014年に観測したPM10の値が、高雄の鳳山駅で77.2微克(m3)と台湾で一番の数値を観測したいう内容の記事がありました。
実際に生活してみて感じることは、通りに出ると、とにかくバイクが多くてバイク特有の排気ガスの匂いで充満しているなということ。
あとは台湾の風習で、冥銭(お金に見立てた札)を燃やす習慣があるので、その時はかなり煙いなといったところでしょうか。
冥銭に関しても、以前政府があまり燃やしすぎないようにと言ったことがあるみたいですよ。
バイクの排気ガスの匂いで特には感じませんが、高雄は工場がたくさんあるのでそれも大気汚染の原因の一つになっているようです。
下のリンクを開いていただくと分かる通り、台湾の人口が2016年11月の統計で、約2353万人(ウィキペディア)に対して、バイクの保有率が1370万台以上だということがわかります。
他のサイトではバイク保有率が、台湾人の1人に1台なんて記事もあるほどです。
確かにバイクを乗れない年齢の子供たちや、年配の方達を除いたらそうなるかもしれませんね。
⬇︎こちらも去年の記事ですが、PM2.5が台湾の中部、南部で非常に高いとされる71マイクログラムを優に超える132マイクログラムを観測したと書いています。
フォーカス台湾:PM2.5、台湾中部や南部で高濃度に 環境保護署が注意喚起
室内はどうなっているか
そんな高雄ですが、洗濯物はもちろん外には干しません。
うちはニトリで買ってきた室内用の物干し台を使って、リビングで洗濯物を干しています。
台湾にも日本製の部屋干し専用の洗濯洗剤が売っているので、除湿機を使うと間違いなく部屋干し特有の嫌なニオイはしなくなります。
それは置いといて、高雄で生活していて室内にどれくらい外の塵が入って来ているか見てみましょう。
1日に数時間ほど換気のために開けるベランダの網戸の縁にも汚れが。
このとおり
普通の埃に比べてかなり色が黒い気がします。
このマンションに越してきてすぐに掃除をしたんですけど、リビングの網戸を開けたとたん、真っ黒な粉塵が飛び散ったのを覚えています。
台湾政府の対策
台湾政府もただ黙っているわけではありません。
このように大気汚染の速報を掲載して注意を呼びかけています。
具体的にPM2.5の濃度が高い日は外出は控えるようにとか、外出の際はN95マスクを着用するようにとか、室内では空気清浄機を使用するようにといった呼びかけなど。
あとはLRTや電気バスが走っているのをちょくちょく見かけるようになりました。
高雄環狀輕軌(LRT)
大気汚染対策でしていること
ちょっとくらい外に出かけるときは、最近は特にマスクもしなくなりました。
が、外にいる時間が長いとわかっている時は、前に紹介したレスプロを使ったり、N95マスクをしたりしています。
⬆︎レスプロ
健康にはかえられませんが、街中を走っているとかなり目立ちます。
もう一点、台湾で人気の3M空気清浄機
リビングと仕事部屋、寝室に計3台置いています。
これは家電量販店で購入しました。
PM2.5対策と書いてあったので買ってみましたが、フィルターの交換期間の目安よりもずっと早く空気清浄機が取り替えサインを出してきたことには驚きました(笑)
環境のために個人的にしていること
台湾に来てはじめに買った電気バイクを利用しています。
難点は非常にスピードが遅いので、遠出には向かないことですかね。
バッテリーがかなり重いので、充電が大変なこともあります。
他には仕事で高雄市内を移動するときは、なるべく電車やバスを使うようにしています。
あとはエコバックを携帯することと、弁当などを家に持ち帰るときは、割り箸やスプーンなどゴミになるような物は極力もらわないことくらいでしょうか。
まとめ
台湾高雄の生活が気に入っているわたしにとっては、これで他のところに住みたいなとは思いませんが、改善してくれたら最高です。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
謝謝讀到最後!!