台湾(海外)で急に具合が悪くなったら【病院について】




大家好!
台湾高雄在住日本人のイッセイ(@issei_tw)です。
我是住在台灣高雄的日本人一誠。

先日は台湾での病院の利用のしかたについてこのブログでご紹介させていただきましたが、今日は台湾で急に具合が悪くなった時に利用する救急病院についてご紹介したいと思います。

台湾の救急病院

出来ればお世話になりたくない病院。ましてや救急病院ともなると余計ですよね。
それでも急な発熱や事故(怪我)などそうも言ってられない時もあると思います。
わたしは過去に大病を経験したので、検査結果が怖くて病状が最悪のものになる前に自分から調べてもらいに行くようになりました。

歯医者も同じですよね。虫歯の痛みがちょっとの時に行けば治療も簡単で痛みを感じることも少ないです。
自分では気づかない場合もありますが、ちょっと痛いくらいなら大丈夫と放置していると神経を抜くことになったり苦しむ確率もあがりますからね。

かといって救急車を使ったり、救急病棟を使いすぎるもの問題ですが。

今回は以前日本で大病をした時と似た症状だったので、おかしなことになる前に自ら大きな病院に行きました。

is-tw
日本では手首のちょっと上くらいに点滴をしてくれてたと思ったんですけど病院によって違うのかもしれません。
台湾では手の甲が多いようです。

まず受付で書類に記入をして、血圧を測りました。
その後ベッドのようなものに寝かされ、救急患者が多数待機している待合室(若干の処置はできる)に運ばれます。

台湾で初CT

採血後に点滴をしてCTを待ちます。
しばらくすると看護師さんが来て、ベッドごと検査室へ向かいました。

自分で動けたのでベッドからCTの検査台に自力で移動。
日本ではいつもMRIばかりだったので、CTってこんなに奥行きなかったっけと思いました。
MRIは体全身すっぽりと検査機の中に入り変な機械音をひたすら聞かされますが、CTはもっとシンプルな感じでした。
検査時間も5分くらいで終了。

次にレントゲン室に移動し、レントゲンを撮りました。

そしてまた待機室に戻り検査結果を待ちます。
その間もいろいろな方が待合室に来ては苦しそうな声をあげたり、子供の泣き声なども聞こえました。

ぼーっと周囲の観察をしながら心の中でつくづく健康って大切だなと考えていました。
どこも痛くなく、苦しくなくて好きな物を食べたり飲めたり、大切な家族や友人たちと笑ったりできるだけでもありがたいことなんですよね。

検査結果

そんなことを考えていたらお医者さんが検査結果を知らせに来てくれました。
血液検査、CT、レントゲン全て異常なしとのことでした。
少しホッとしましたが具合は全く変わらないので、先生に事情を説明したところMRIも撮ってみましょうということに。

ただMRIは大きな病院でもすぐに撮ることは出来ないため、入院しながら待つのが一番早いと言われました。
普通に外来に来て予約するならかなり待つとの事です。
そこで入院して待つことにしました。

本来行くはずの病棟に行けない

取りあえず本来行くはずの病棟がいっぱいだとか担当医がいないとかで、救急患者が一時待機する病棟へ移動しました。
そこは明らかに簡易的な待合室でさまざまな患者がいます。

大きないびきや苦痛に耐える声などが聞こえます。
これも貴重な経験だと思いなるべくポジティブに自分の今の現状をとらえようとしていました。

この時すでに午前2~3時を回っていたと思います。ずっと助けてくれていた相方も一度家に帰りました。
結局神経質なわたしは寝ることができなくて朝を迎えます。

緊急退院

今までわたしを助けてくれていたり、他の事も忙しい相方が突然40度の発熱でダウンしたと連絡が入りました。
そこで看護師さんに簡単に事情を説明して無理を言って退院をさせてもらいました。
違和感はあるけど、CT、血液検査等の検査結果は異状がなく、絶対安静という訳ではないこと、犬の世話をする人がいないことや、なにより相方のピンチですからね。

自分の意思で退院しますみたいな書類にサインをして帰ることに。
MRIの予約をする予約(診察)を取ってもらいました。

そのとき朝の7時ちょっとすぎくらいだったのですが、最後の試練が待っていました。
なんと支払い窓口が8時からだったんです!

花見席の確保のようにすでにカバンやペットボトルなどを置いて沢山の人が待っていました。
というか人は並んでいなくて、カバンやペットボトルを置いて本人たちは椅子に座って待っています。
日本ではこんな光景まずないなと思いながら素直にペットボトルの後ろに並びました。

支払い窓口

点滴の跡も真新しく、一睡もできない状態で気力を振り絞って待つこと40分以上、やっと自分の順番がきました。
そして救急病棟でもらった支払伝票を渡したら、受付の人が怪訝な顔をして早口で「ここは予約専門の窓口です」みたいなことを言っています。

受付の人が指さす支払い窓口はまだオープン前で、かなり長い列になっています。
さすがにもう一度長蛇の列に並ぶ気力は残されていませんでした。

一度タクシーで家に帰って相方に電話してもらい後で支払いに行こうと思っていました。
wi-fiの使える場所が限られていたので、連絡をせずにそのまま帰りました。

部屋に戻ると、自動的に接続されたwi-fiから未読メッセージがたくさん入っていました。
内容は相方がわたしを迎えに病院に来ているというものでした。
そして現在さっきまでわたしがいた救急病棟で点滴を受けているとも。

わたしが支払いを出来ずに帰ったことを伝えると、すでに立て替えてくれたと言っていました。
ちなみに診察料は、CTと血液検査、レントゲンで750元くらいです。

病院にもよると思いますが、台湾の場合は差額ベッド代は(3人部屋)なら保険が適用され無料です。
一人部屋もランクがあり、4000から4500元くらいでした。

結局相方はしばらく病院で休んだあと、どうしても休めない仕事に行き会ったのは夜でした。
「救急の支払いって一般の支払いじゃないといけないの?」と聞くと「救急は病棟の受け付けで払うんだよ」と言われガックリしました。
フラフラになりながら待っていた時間はなんだったんだろうと(笑)

普段何事もないときは当たり前だと思っている健康のこと、少し良くなると忘れてしまいがちですが日ごろから生活面も注意してなるべくお世話にならないようにしたいです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
謝謝讀到最後!!

あわせて読みたい