台湾で日本人が起業するには




你好!
台湾高雄在住日本人のイッセイ(@issei_tw)です。
我是住在台灣高雄的日本人一誠。

台湾は日本に比べ法人税が17%と安く(※2015年現在)、日本のように市場やサービスが成熟しきっていない為、台湾に注目している方もいるかと思います。

わたしは正直そういう思いはなく、台湾に来る前に日本で特別下調べをして来ませんでした。

台湾に来て振り返る機会もなかったので、今回は台湾で仕事や起業をすることについて考えてみたいと思います。

台湾で働く(仕事をする)には

tw

良い意味でのゆるさで居心地がいいのと、温暖な気候、基本的に優しい人が多いなどの理由で台湾がすっかり気に入ってしまい、ずっと台湾に住みたいと思う人はたくさんいると思います。

わたしの知っている人も最初は短期留学で台湾に来て、停留ビザが切れた後も台湾にずっといたいけど、今度はビザをなかなか取得できずに、3ヶ月(90日)に一度台湾以外の国に行ってまた戻ってくるといった生活をされている方もいました。

いくら仕事が出来て中国語が堪能だとしても、台湾で働くには駐在員や台湾に知り合いがいて働く以外正直難しいんじゃないかなと思います。

考えてみると、優秀な研究者や技術者、日本語教師など台湾にとってプラスになること以外、外国人が地元の人の職を奪う事はどこの国でも嫌がるはず。

もちろん台湾人がやりたがらない仕事、人手の足りない仕事、外国人しかできない仕事は例外かもしれませんが。

これといって突出した才能のないわたしのようなタイプが、台湾で生活するには自分で会社を立ち上げるしかありませんでした。

台湾で起業する前に

台湾で起業するにはわたしのように安易に考えず何の業種で起業したいのか、なぜ台湾なのかも明確にした方がいいでしょう。

目標が明確になったらジェトロ(日本貿易振興機構)に相談してみましょう。
わたしも起業した後、何度もお世話になっています。

質問するときも、知りたい内容をなるべく簡潔に明確にすると良いと思います。
わたしの時は自分でも質問内容がまとまらずに、余計な時間を取らせてしまったことがありました。

わたしは日本にいた時から電話やメールでいろいろ教えてもらいましたが、面談も可能みたいなので、できれば直接伺った方がいいかもしれませんね。

もう一つはドリームゲートがおすすめです。

こちらのサイトはいろいろな分野の専門家がいるので自分の相談したい内容を検索したり、投稿したりします。

意外と同じことを考えて質問している方がいたり、自分が考えてなかった質問内容もあるのでざっと見ているだけでいろいろ勉強になります。

投稿した場合、それを読んだ専門家から回答が来ます。何名も回答してくれる専門家がいる場合はその中から自分に合いそうな方を選び、個人的に相談していく形になります。

人によって違いますが、コンサル契約の回数も値段も違ってきます。

ここでは細かい説明は省きますが、【無料】登録をしておいて損はないと思います。

あと非常に心強いのは台湾在住の協力者です。言うまでもありませんが信用できる人です。

中国語が話せても会計士はいた方がいいと思います。わたしもやれることは自分でやりましたが、いるといないのとでは凄く違います。

規模や会計士の性格にもよりますが、わたしがお世話になっている会計士さんは親身になってくれて値段も良心的です。

台湾で起業するには

外国企業の会社設立手続き・必要書類

経済部商業司に会社名称および営業項目調査の事前審査を受けた後、経済部投資審議委員会に投資申請をして認可を受け、その後会社登記を行う。ただし、加工出口区または科学工業園区に所在する場合、単一窓口で手続を行うことができる場合がある。

引用元:ジェトロ


資本金50萬元
が必要になります。現在のレートの確認はこちらから
それをそのまま運転資金にするわけですが、飲食店や販売店など店舗を必要とする場合、正直50萬元の運転資金では厳しいでしょう。

また会社を継続するには年間売り上げ300萬元が必要になります。
日本円ではなく台湾のお金で300萬元です。

正直会社を設立するよりも、こちらの方が一からはじめる個人経営者にとって難関と言えます。

例えばお店をオープンしたとして、最初は珍しいということでお客さんも入るかもしれませんが、いかにお客さんを飽きさせないで継続した売り上げをあげることが重要になります。

街を見ている限りだと外食の盛んな台湾では飲食店の利用者が圧倒的に多いように思います。

わたしも最初の頃は、これ絶対いけるでしょ!!と何度も思いましたがその分競合も多く、いつの間にかなくなっているお店も結構あります。

飲食店ばかりが目立ちますが、こちらもどんな商売をするかで税率が変わってくるので、何かを始める前に念入りに調べたほうが良いでしょう。

蓋を開けてみないとわかりませんが、しっかりとした事業計画を立て運転資金も余裕をもっておくと良いと思います。

それとは真逆の話になりますが、わたしの知り合いの台湾人の人は役半年分の運転資金で起業して、そろそろ運転資金が底をつ頃に盛り返したそうです。

その人の仕事は開業資金も桁違いだったんですけど、大きな資金をはたいて運転資金が半年とはビックリです(笑)

軌道に乗れば回収も大きそうなのでうらやましい限りです。
日本人にはなかなかいないと思いますが、台湾人はまず行動って人が多いような気がします。

自分の中でまとまっていない部分もあるので、今回の続編をいつか記事にしたいと思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
謝謝讀到最後!!

あわせて読みたい