ニーハオ!!
台湾高雄在住日本人のイッセイ(@issei_tw)です。
我是住在台灣高雄的日本人一誠。
今回は日本のガイドブックには恐らく載ったことがない、観光スポットをご紹介したいと思います。
旧日本海軍鳳山無線電信所
旧日本海軍鳳山無線電信所はその名の通り、日本統治時代に高雄にあった無線電信所です。
20世紀初頭の日本三大無線電信所の一つでした。
規模的には船橋送信所と同等だったと言われています。
第二次大戦後は鳳山招待所、海軍訓導中心、明徳訓練班などに名前を変え使用されていましたが、2004年民間団体の訴えにより歴史的な建築物として登録され、2007年には県の古跡、2010年には国定古跡に指定されました。
現在は「高雄市國軍眷村文化發展協會」が管理しています。
旧日本海軍鳳山無線電信所は、鳳山國中駅から歩いて10分くらいの距離にあります。
目の前に鳳山共同市場があるので、わかりやすいと思いますよ。
旧日本海軍鳳山無線電信所の敷地内
▲事務所庁舎と教室。
旧日本海軍鳳山無線電信所の面積は27ヘクタールで、東京ドーム6個近く入るほどの広さです。
入ってすぐある事務所庁舎のすぐ裏は、劣化が激しく廃墟好きにはたまらなそうな感じになっっていました。
▲水塔(貯水槽)
小さいレンガが几帳面に敷き詰められています。
こちらは旧日本海軍鳳山無線電信所の中央あたりにどーんと広がっていた芝生の広場。
犬を連れてきている人もいたので、次はうちの愛犬も連れてきたいと思います。
防空壕のようなものを発見。雨で芝生がぬかるんでいたので近くまでいけませんでした。
立派な木がそびえ立っていて絵になります。
もしかしたら、防空壕をカモフラージュしてるのかな?なんて考えました。
入り口のすぐ左側の塀に、なぜかグラフィティが描かれていました。
映画のロケ地や写真撮影スポットとしても有名
この日は写真撮影をしている人が多く、モデル風の女性を10人くらいの男性が囲んで撮影をしていたり、台湾では割とポピュラーな、貸衣装を着てプロに写真撮影してもらっている人などがいました。
その他、ここの日本の豪華俳優陣が多数出演した、「KANO 海の向こうの甲子園」でみんなで銭湯に入るシーンがあるんですけど、その銭湯をこの旧日本海軍鳳山無線電信所に作って撮影したそうです。
他にも台湾のドラマなどのロケ地としても使われているようです。
この廃墟感が撮影場所(ロケ地)として最高なんでしょうね。
プロが撮ったらどうなるのか、わたしも興味があります。
古い建物がたくさんあります
▲大要塞
経年による自然な劣化が生み出した廃墟感が漂っていました。
▲大要塞内部
ここは昔、電信所として利用されていた建物です。
第二次大戦中、南側の十字のラジオ放送局と区別するため、「第一送信所」に改名されました。
外観と比べると、内部はわりとキレイめでしたね。
この建物は昔、伝染病の防止などに使用されていたということですが、外観からなんとも言えない雰囲気が漂っています。
内部も見てみたんですけど、なんだか重苦しい感じがしてずっとはいられませんでした。
不慮の事故に備え壁などに貼り付けられた、クッションのようなものがいまだにあるのも生々しかったです。
▲十字電台(十字ラジオ放送局)
こちらは通信局として使用されていた十字のラジオ放送局。
十字電台には耐爆撃扉が使用していて、厚くてすごく重そうな扉ばかりでした。
内部はかなり広いです。
ここにも先ほどの変身写真を撮影している方たちがいました。
この十字電台は撮影向きなポイントなんでしょうね。
まとめ
近くにあるのに、存在していたことさえ知らなかった「旧日本海軍鳳山無線電信所」。
85ビル方面や、西子湾など高雄の観光地を行き尽くしたらこういう場所もあるので、ぜひ行ってみてください!
旧日本海軍鳳山無線電信所 | |
住所 | 高雄市鳳山區勝利路 |
電話 | 07 222 5136 |
営業時間 | 09:00-17:00,(月曜休) |
入場料 | 無料 |
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
謝謝讀到最後!!