【台湾・高雄観光】鳳儀書院(高雄市市定古跡)




你好!!
台湾高雄在住日本人のイッセイです。
我是住在台灣高雄的日本人 一誠。

今回は高雄のあまりメジャーではない観光地、「鳳儀書院」を紹介したいと思います。

鳳儀書院とは?

鳳儀書院は地元の有力者の支援を受けて、1814年に設立された大変古い書院。書院とは今の感覚で学校のようなものと考えていいと思います。

書院の敷地内には学問の神様文昌帝君を祭る文昌祠、試験場、武術の鍛錬場、穀物倉庫(今はない)など色々な役割を果たしていたようです。

ここはおそらく日本にある観光雑誌には紹介されていないと思います。

というか、高雄の情報少なすぎなんですよねー

こちらは高雄市の循環バス「文化公車」でくることができます。

【保存版】台湾・高雄旅行で絶対利用したい!高雄の循環バスの乗り方

鳳儀書院のチケットを買う

 

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チケットを買いに販売所へ行ってみる。
念のため台湾の在留カードを持って行ってみると、高雄市民はなんと無料で入れました。

高雄市民以外の人は大人66元でした。

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販売所のすぐ近くに、iPASS一卡通で借りれるCity Bikeのスタンドがありましたが、1台もありませんでした。

近くに大東芸術文化中心(大東藝術文化中心)があるので、ここで借りると楽かもしれませんね。

鳳儀書院の中に入ってみる

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入り口から入ってすぐの広場は鳳山牛市場と鳳山県知事 曹謹の書院訪問のシーンが再現されています。

鳳山牛市場

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こちらでは牛の売買の様子が再現されています。
牛の売買では正式に契約を結ぶ必要があり、手数料も支払う必要があったようです。

立派な財産ですからね。また、牛の体には正式に売買された証拠として焼印が押されていました。

前にもブログで触れましたが、このような経緯から台湾では牛に感謝の念を持っているので、牛肉を食べる文化がなかったんじゃないですかね。

鳳山県知事曹謹の書院訪問の再現

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曹謹という人は昔のここ鳳山の県知事で、様々な公共事業を行った人物。
最も知られているのが、曹公圳整備事業。

そちらについては大東芸術文化中心(大東藝術文化中心)にある、鳳山歴史教室でも少し紹介しています。

 

ここではそんな曹謹が鳳儀書院に赴き、授業を視察しに来ている様子の再現をしています。

真面目なことを言うと、教育はその国の未来に直結してますからね。
そういうところにも関心を持っていたんですね。

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おそらく県知事の曹謹を出迎える鳳儀書院の理事だと思います。

武科の練式

最初の入り口すぐの広場から右側の通路を抜け、もう一つの広場に出ました。

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昔の科挙試験を再現した広場。
ちなみに科挙試験とは清(1905年)の時代まで続いたエリート官僚試験のこと。

当時の人たちからしたら試験は相当難しく、科挙に合格できれば安定した生活が送れたようです。

外の武科の試験を合格した人が室内の試験を受けていました。

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奥にあった室内の試験場。ここでみんな写真を撮っていました。
寝てる人いるけど大丈夫なのかな?笑

敬字亭跡

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④の武科の広場と⑥の間にある敬字亭跡。
マップの拡大はこちら

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⬆︎敬字亭跡。
相方に確認したら、敬字亭とは文字を敬う亭とのことで文字の書かれた紙を焼いていたそうです。

残念ながら現存はしていませんが、本来ならここにあったはずの建物の図が書かれていました。

試院

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図⑥試験場跡。当時は36部屋あったらしいけど、今は5部屋続きの建物が1棟あるだけ。
ちなみに今は飲み物やお土産が販売されています。

左學舍と右學舍(有鳳来義,西風東漸,國境之南,寶島台灣)

 

有鳳来義展示室(創建期)と西風東漸展示室(西洋文化流入の清朝末期)

⬆︎図⑦⓼のあるゾーンが左學舍で当時は学生の生活スペースが6部屋あったそうです。

國境之南(日本統治時代)と寶島台灣(戦後の国民政府時代)

⬆︎図⑨⑩のゾーンにある右學舍。こちらにも生活スペースが6部屋あった。
これらは四つの展示スペースは四つの時代(200年)に分けられています。

鳳儀書院の文昌祠でおみくじ体験

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図⑪にある文昌祠。鳳儀書院はもともと祭祠(さいし)の場でもあったそう。
今回はわたしもおみくじ体験しちゃいました。

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学問の神様・文昌帝君

受験などの合格祈願をする場合は、住所・氏名・生年月日と願い事を告げて、受験票のコピーを手前のボックス(准考證影本放置處)に入れます。

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どうやるの考えていたら、こちらのお兄さんが教えてくれました。
まずお祈りをします。
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お祈りが終わったら、右側にある大きな棒を一本引く。

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棒の番号を確認して、奥にある番号の書かれた引き出しから紙を取る。
簡単です。

実際にやってみた

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二十一ですね。わたしはどう見ても三には見えなかったんですけど、天然なところがある相方はずっと三だと言っていました。

三だとしたらクオリティー低すぎです笑

先にやり方を教えてくれたお兄さんも確認してくれて、二十一ということで決着がつきました。

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引いた数字の引き出しから紙を取ります。

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おみくじは中国語、日本語、英語の3カ国語で書かれています。

ちなみに日本のように大吉とか小吉などのようには書かれていませんが、そんなに良くなかったです笑

室内の展示スペース

 

⬆︎図⑫⑬こちらは当時の科挙についてたくさんの資料が展示されています。
クーラーが効いているので、ゆっくりと見ることができます。

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⬆︎マップ⑭⑮鳳儀、鳳山の歴史について色々見ることができます。

疲れたら外に休憩所があるので、ジュースやお茶を買って休むこともできます。

まとめ

最初は見た目的にそんなに広くないと思っていた鳳儀書院。昔はもっと広かったみたいですけど、それでも見学するには十分な広さです。

こういう観光スポットがわりと近くにあったんだなと驚きました。

おみくじも出来たし(あまり良くなかったけど笑)なんだかんだで1時間以上いたかもしれないです。

台湾にちょくちょく来ている人で、台湾の歴史に興味のある方ならきっと楽しめると思いますよ。

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鳳儀書院
住所高雄市鳳山區鳳崗里鳳明街62號
電話07 740 5362
営業時間10:30-17:30, 土日祝10:30–18:30(休:月曜)

※チケット販売は閉場の30分前まで。
近くに大東芸術文化中心(大東藝術文化中心)あり。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
謝謝讀到最後!!

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