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台湾高雄在住日本人のイッセイ(@issei_tw)です。
我是住在台灣高雄的日本人一誠。
今回は雲林県水林鄕の聖母殿雕刻に遊びに行ってきた時の様子を紹介したいと思います。
聖母殿雕刻
先日ご紹介した「漢珀陶藝」から車で3分くらいの場所にある聖母殿雕刻。
⬇︎前回の記事はこちらでチェックしてください。
⇒台湾の陶芸工房・水林鄕にある「漢珀陶藝」を見学してきました!!
聖母殿雕刻は、漢珀陶藝と同じ水林鄕水北村にあります。
とてものどかないいところでした。
水北村の村長もしていらっしゃる洪さん。
こちらへは農經課課長(観光課も兼務)の江さんの紹介できました。
洪さんが作った獅子舞の頭。
こちらも媽祖の祭りでは欠かすことのできない、千里眼と順風耳。
写真の2体も洪さんが作ったそうです。
こちらの人形(神像)を作る際、ほとんど紙とペイントで作るそうなのですが、最初の下地を作るときは日本の薄くて丈夫な紙を使用していると言っていました。
実物はかなり大きくて、この中に人間が入ることができるみたいです。
きっと媽祖のお祭りで通りを歩いたりしていんでしょうね!
媽祖像
千里眼と順風耳像のすぐ近くに媽祖像が祀ってあります。(真ん中上)
この像は昔中国からやってきたそうで、話を聞いていると国宝になってもおかしくないんじゃないかなといった印象を受けました。
洪さんの作品もあります
神像の台座の中に洪さんが作ったミニチュアの像を見せてもらいました。
360度すべてに妥協がない精巧な作りです。
媽祖とは
媽祖(まそ/Māzǔ)は航海や漁業、最近では万物にご利益がある神様(道教の女神)として、台湾で篤く信仰されています。
上で紹介していますが、洪さんが作ったという青い顔の千里眼と、赤い順風耳も重要な役割があり、
千里眼は千里先まで見通すことができ、媽祖の行き先を監視し災害から守る役目を持っています。
一方順風耳は、悪の兆候や悪巧みを聞き分けて媽祖に知らせる役目を持っていると言われています。
工房
続いて洪さんの工房へ案内され、少しお話を伺うことにしました。
ー 先程作品を見させていただいたので、なんとなく想像はつきますが、改めて洪さんのされているお仕事を教えていただけますか?
洪さん:依頼があればなんでもやりますが、主に神像を作ったりしています。
ー なぜ今の仕事をしようと思ったのですか?
洪さん:私は物心ついた時から彫刻が好きで、今でも覚えていますが一番最初に彫刻を始めたのは7歳でした。その頃は身近にあった学校のチョークを削って好きなものを作っていました。もちろん学校の先生には怒られましたけどね(笑)
ー 7歳にして将来の仕事を見つけられたのですね!40前にして台湾に来て起業したのが正解だったのかわからないわたしからすると、7歳にして生涯の仕事を見つけるのは凄いことだと思います。
ところでなぜ神像を作っているのですか?
洪さん:これはただ単にそういう依頼が多いというだけで、他の依頼があれば他のものも作りたいと思っています。
ー 彫刻はどこで勉強したのですか?
洪さん:師匠らしき人はいなくて、すべて自己流です。
私の作り方は、作品を頭にイメージして写真や絵などは一切見ません。
写真にある作品も頭の中のイメージで製作しているそうです。
彫刻の世界のことはわかりませんが、自己流でお金をもらう仕事をするようになるには、相当な努力が必要だったんだろうなと思いました。
他にも以前作った作品など、いろいろ見せていただきました。
まとめ
ブログを書いていなかったら、もしかしたらこちらにお邪魔することはなかったかもしれませんが、今回お話を聞くことができて良かったです。
水北村の村長の洪さんは、とても気さくな方で色々とお話を聞かせてくださいました。
聖母殿雕刻社 | |
住所 | 雲林縣水林鄉水北村北二路26號 |
電話 | 05-785-2090 |
営業時間 | 09:00–17:00 |
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
謝謝讀到最後!!